根暗でも面接ウケする就活の話し方や態度
面接の時、どんな応対をする人間が評価されるのかまとめました。
実は、凄く簡単で些細なことの積み重ねが印象の差を生んでいます。簡単なのに、あまり皆ちゃんと出来ていない。だからこれをマスターするだけで印象がグッと良くなります。
こういう小さな差は、根暗、地味、影が薄い人ほど気をつけるべきだと思うんです。
もくじ
雰囲気が変わらない人はウケる
まず最初に言いたいのは、「根暗=面接に不利ではない」っていうことです。
例えば、いつ話しても明るい人や朗らかな人っていますよね。彼らと話すととても癒やされます。これは誰でもそう思うはず。
一方で、ずっと暗くてずっと物静かな人もいます。いわゆる根暗と呼ばれる人たちです。(あ、他人事じゃなかった)
「じゃあその人が嫌いか?」というと、必ずしもそうでもないんですよね。人は、安定感のある雰囲気を持つ人に好感を抱きます。「この人はいつも静かな人」、「この人はよく笑う人」、こうやってラベリングできる人は好かれます。どういう人か明確だと話しかけやすいんです。
逆に喜怒哀楽が激しいと、今どんな機嫌なのか掴みにくくて付き合いにくい。「たまに優しい時もあるけど、急に変なところで怒るし・・・声掛けにくい」、こんな感じで面倒くさい人が周りにいませんか?そういう人は敬遠されます。
面接官に対して怒る人はそうそういないでしょうけど、話している途中で自信がない話題になると急に言葉尻が自信なさげだったり、言葉数が少なくなったり、好きな話題だと饒舌になったり、話し方にムラが大きい人はとっつきにくい。話し方のトーンは極力維持したほうが無難です。
時間を厳守すること
急に初歩的な話になってすみません。でも、当たり前なのに多くの人が出来ていません。
基本的には5分~10分前には会社に到着してください。「5分早く着く」か「5分遅れる」か、どっちがマシか明白です。自宅訪問ならまだしも、会社に早く着いたくらいで誰も「早すぎるよ!」と文句を言いません。どうせ誰もいない面接室や待合室で待つだけです。これは会社の規模にもよるかもしれませんが、「10分も前に着いたら印象悪いかなー」とかは考え過ぎです。(例えば、社員としてお客さんの自宅に訪問する場合等だと、10分も前に着いたらお客さんには確実にイヤな顔をされますけどね。)
でも、何分前に着くべきかはパターンによって異なります。経験上、大手企業ほどこういうことには寛容な印象があります。
私の好きな映画のワンシーンに「言葉ではなく目で見るものを信じよ」というセリフがあります。
面接でいくら聞こえの良いことを言っていても、実際には面接の時間も守れない人は大きな減点を喰らいます。
建物が小さい会社なら5分前でもいい
中小、零細企業なら5分前に到着しても、すぐに受付の人と話が出来て、3分も掛からないうちに面接室に通してもらえます。なので3分~7分前くらいが丁度です。どんなに早くても10分前までです。これ以上早すぎると「この人、常識がないのかな?大丈夫かな?」と逆に不安がられるかもしれません。
っていうか10分前に着いたくらいで印象が悪くなるような会社はロクでもないです。入社してもきっと付き合いで苦労しますよ。こっちから願い下げ、くらいの覚悟でいきましょうよ。だって自分が面接官になった立場で考えてみてください。「5分前じゃなくて10分前に来た」、そんなことで人の能力を判断します?絶対ヤバイ会社です。
要領が分かってるなら1~2分前でもいい
これはちょっと特殊な話なので、読み飛ばしてもらっても構いません。
「そんなにギリギリだと印象悪くならない?」と思うかもしれません。でもこれは人によります。私の経験上では、1分前に到着することで、たったそれだけでも好印象を持つ人もいました。特に仕事が出来る人ほど分刻みで仕事をしているので1分にもうるさくて、そういう人が多いです。5分も前に来られたらイラっとするくらいです。(でも経験上、そういう会社はやばい会社です)
基本は5分前で、相手によっては1~2分前もアリ、くらいに留めておいて下さい。例えば、
近くのコンビニで待機できる
建物が小さくて、部屋に入るまでの時間を正確に把握できる
過去に訪問したことがあって、要領を得ている
面接の相手を事前に把握していて、時間にうるさそうな人だと分かっている時
などの条件が重なっているなら有効な方法です。
大きいビルなら早めに行った方が良い
例えば都心部で20階、30階建ての大きなビルに入っている会社だと、ビルの中で迷うこともあります。そういう場合は20分前には到着した方が無難です。
大きなビルだと、1階や2階にテナントとして本屋・コンビニ・喫茶店などの店舗が入っている場合もあります。そこで時間を潰せばいいんです。誰もあなたが今日の面接者だなんて分かりません。そこで気持ちを落ち着かせて下さい。
私は以前、某一部上場企業の面接に行ったことがあるのですが、とても大きなビルでした。1階には店舗が入っていたのでそこで時間を潰し、10分前になってから面接予定の上階へエレベーターで移動したのですが、一発で目的階まで行かずに途中で降ろされたんです。
そのビルはエレベーターがいくつもあって、◯階~◯階まではここで乗り換え、というスタイルだったので凄く焦りましたね。もし4~5分前にお店を出ていたら、エレベーターの待ちの具合によっては間に合わなかったかもしれません。
会社によっては受付が1階にあるでしょう。それでも取次に時間がかかることもあります。大きいビル、複雑な構造の建物なら早めに到着するように心がけましょう。
1分でも遅れそうなら連絡する
遅れてからでは遅いですよ。遅れると分かった瞬間に連絡してください。早ければ早いほどいいです。社会人の常識に「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」ってありますよね。
これが出来ない人は「使い物にならない」レッテルを一発で貼られます。よほど面接で好印象を与えないと、その悪い印象を覆すのは難しいです。
遅れる時、遅れそうな時の連絡内容はこちらで紹介しています。
結論から言う
これ、意外とできない人が多いんです。
仕事でも、まず簡潔に「~~~だから、~~です。」と結論を言う。
なぜその結論なのかを説明する。
最後にもう一度「~~~だから、~~です。」と結論を言う。
ちなみに面接ではなく、プレゼン・スピーチだとこうなります。
学生時代に叩きこまれたプレゼン、スピーチの基本原則
— Podoro (@podoron) 2018年8月26日
Tell them what you're going to tell them
・これから何を話すのか、話す
Tell them
・話す
Tell them what you told them
・何を話したのか、話す
英語圏の古典的格言だけど、長めの文章書くときなどもこれ意識するとかなり分かりやすくなる。 pic.twitter.com/pg52NivbiM
スピーチでは「これから何を話すのか」をまず話します。これは、何について話すのか聞き手が何も分かっていないからです。面接だろうがスピーチだろうが、どちらにしても共通している点は、大事なことや概要について最初に言及することです。
いつ話が終わるか分からないような話し方は良くありません。(この話、どこで終わるんだろう・・・結局何が言いたいんだろう?)と思われない話し方をしましょう。
相手の顔を見ること
面接官の顔を見ない人は自分に自信がない人、何かウソをついている人です。実際にそうじゃなかったとしても、そういう印象を与えてしまいます。ハッタリでもいいので面接官の顔を見ましょう。
私の場合、緊張し過ぎたら顔や首が震えてプルプルするクセがあります。そういう人いませんか?
緊張した時に出る自分のクセは本人がよく分かっているはずです。
私は「プルプル」を見られたら「こいつビビリやな」と印象が悪いと思うので、震えそうな時は回避する方法を用意しています。例えば姿勢を正す動作と一緒に視線を逸らしたり、相手の言葉にうなずいたり。考えるフリをして首を傾けたりします。
自分なりの方法を考えておくと、少しはリラックスできるかもしれません。
自然と笑顔が作れる
笑顔を作るのが苦手な人っていますよね。私もどちらかと言えば苦手です。(笑)
でも苦手なりに笑顔を作ろうとする人と、ずっと仏頂面の人、どっちが好印象か明白でしょう?一般的に見ても、「笑顔を作ろうとする人=協調性がある人」です。
しかも下手なりに頑張ってる人って可愛くて応援したくなるものです。だから採用!とはなりませんが、些細なことでも印象を左右することがあります。
自然な笑顔の作り方
これは私の方法です。
作りたい笑顔を10割とすると、まずクチだけで6~7割くらい笑顔を作ります。口を閉じたまま横に広げるだけでもそれっぽくなります。この時、目は笑わなくてもいいです。
次に、目を少し笑います。1~2割。涙袋のあたりにチカラを入れます。これで8割がた笑顔になります。そうすると、そこから自然と「にこーっ」となりません?これを高速でおこなえるようにします。口と目の笑うタイミングがずれていると不自然ですからね。
あと、クチが笑わずに目だけで大きく笑おうとするとすごく不気味になるので注意してください。それは鏡を見て試してみるとすぐに分かるはずです。
応酬話法を駆使する
これはあなたがリラックスする方法の1つです。応酬話法って知っていますか?
- 応酬話法
自分の発言に対して相手がどのような返事をするか、予め予測して会話を発展させていくセールスマンの常套手段。
(こう言ったらたぶんこう聞かれるだろうなぁ、だから次はこう返して・・・)と考えながら会話すれば、返された言葉にびっくりして言葉が詰まることを減らせます。
面接の質問内容を想定して、練習してみてください。
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