皆が軽視してる「チャンスの神様には前髪しか無い」を大切にしよう

2018年8月29日

どんな髪型だよって思うかもしれませんが、成功哲学、自己啓発の世界にはそういう格言、喩えがあるんです。

モデルはギリシャ神話のカイロスという神様で、長い前髪が特徴で、後頭部が禿げている美少年です。(それを美少年と呼んでいいかはさて置き)

Grasp Gortune by the forelock.
Take time by the forelock.

幸運の女神には前髪しか無い

チャンスの神様には前髪しか無い

時を逃さない

パスツールも同じことを言ってる

フランスの細菌学者、ルイ・パスツールもこんなことを言っています。

le hasard ne favorise que les esprits préparés

観察の分野では機会は準備のできている精神だけを好むのです

意訳:幸運は用意された心のみに宿る

意訳:幸運の女神は、常に準備している人にのみ微笑む

たまには自己啓発も良いことを言う

自己啓発って、なんだかすごくいかがわしく聞こえる人が人がいると思います。私もそうです。内容がロジカルじゃなくて、精神論で語る人や本が多いからなんだと思います。

この話は、ゴリゴリの営業マンなんかがすごく好きで、熱く語ったりします。で、たまにはすごく良いことを言っていたり、タメになる名言を残してくれます。「チャンスの神様には前髪しか無い」もその1つです。

「ある日、チャンスの神様があなたの目の前を通り過ぎます。あなたはずっと前からそれを待ち構えていて、通り過ぎる神様の顔に正面から手を伸ばしてそれを掴む。」というものです。

もし何も用意ができていなくて、神様が通り過ぎた後で掴もうとしても後頭部には髪が無いので、あなたはそのチャンスを掴み損ねます。

この格言は別に仕事に限った話ではありません。

人生は子育て、恋愛、仕事、人間関係、趣味、どんなことについてもチャンスが数回だけ訪れて、それを掴めるか掴めないか、の繰り返しです。

恋愛の場合

恋愛の場合だと、すごく気になる人が出来たのに、

  • その時の自分は人間的に未熟だった

  • 海外の人で言葉が通じなかった

  • 仕事の給料が安かった

  • 給料さえ貰えたらそれでいいという勤務態度だった

  • 生活態度が良くなかった

とか。特に女性は男性に対してシビアに収入を求めていますからね。人生ではいつどんな時に素敵な出会いがあるか分からないのに、そんな生活のままで本当にいいの?もっと自分を磨いていこう!という話です。

子育ての場合

子育ての場合だと、子供がある日「お父さん、お母さん、ぼく/わたしはこれをやりたい!」とお願いしてきた時、金銭的な余裕からそれを叶えてあげることができなかった、とか。或いは、普段から本も読まず情報収集もせず、知識が足りなくて適切なアドバイスをしてやることができなかった、とか。

親の収入のせいで子供が不憫な思いをするのって辛いじゃないですか。自分も子供の時にイヤな思いをして「自分の子供にはこんな思いはさせないようにしよう」って自分に誓うことってありませんでしたか?(書いてて辛くなってきた)

仕事の場合

仕事の場合だと、例えば・・・

  • 営業トークの練習を怠っていなければ大きな契約が取れていた、高い評価を得られた

  • マナー、作法を知らなかったためにお客さんから信用を失った

客は普段のあなたを見透かそうとする

以前、マンションの新築工事請負契約でこういうことがありました。というか上司から聞かされた話が2つあります。

1つ目。

すごいお金持ちのお客さんがいて自宅に伺ったんですが、その時、革靴の中が汚れいていた。外側は綺麗に磨いてあるけどライナー部分にはゴミが残っていたんです。靴を脱いだあと、お客さんは何気なく革靴の中を覗き込んでいたんです。その後、1億円近い契約が吹っ飛びました。

実際のところ、契約失敗の原因がそれだけだったとはとても言えません。でも、契約は水物って言うくらいですからね。あらゆることに注意を払わなければいけません。

2つ目。

違う案件で、お客さんの自宅を出たあと、道路に出てから門扉の前でお辞儀をしたんです。で顔を上げたら、カーテンの隙間から奥さんがそれを観察してたんです。

「もしあの時にお辞儀してなかったら、契約が吹き飛んだかもしれない。お前も気をつけろよ。」と言われました。業種にもよるでしょうけど、今の日本でもそういう世界があるということです。

これらの話の教訓は、「お客さんは気を抜いた時のあなたを見ようとしている」ということです。客の前ではいくら丁寧・親切だったとしても、本性がそうではなかったら、決して資産を任せようとはしません。

そうならないために、常に自分磨きを続けましょう。