「思考は現実化する」の意味を履き違えてる人は多いと思う

2018年12月4日成功哲学

成功哲学には、「思考は現実化する」という有名な格言があります。理論自体は正しいですが、大抵の人はそのプロセスが間違っていて、鵜呑みにした人は地獄を見ることになります。

ここでは何も分からないまま「思考は現実化する」という言葉を鵜呑みにすると危険だよ、という話と「幸福論」について話します。本を解説するものではありませんよ。

こんな権威性のない弱小ブログをイチゲンさんが読んで「なるほど!」と一発で納得してもらえるとは思っていないし、むしろ自己啓発系を熱く語っても「ヤバイ」と思われるだけだと思っているのであんまりゴチャゴチャ語りたくないんですけど、あくまで私の主観というか、幸福論だと思って読んでいただければと思います。

「思考は現実化する」の意味

ナポレオン・ヒル

Think and Grow Rich(頭を使って豊かになれ, 邦訳:思考は現実化する)の著者。

思考は現実化する

Think and Grow Rich(頭を使って豊かになれ, 邦訳:思考は現実化する)の邦訳タイトル。

ナポレオン・ヒルが20年間無償で500名以上の成功者の研究・成功哲学を体系化し、完成させた著書。現在でも自己啓発本の原点のひとつとして人気が高い。

めっちゃざっくり言うと「あなたが出来ると思ったらできるし、出来ないと思ったらできない。結果はあなたの意志で決まる。」みたいな内容です。
たぶん多くの人がこれだけを聞くと「んなワケ無い。そんなに簡単なら誰も苦労しないでしょ。」と思います。

私も最初そうでした。私は前にいた会社でこれをイヤというほど聞かされたんですけど、聞き流していました。そこは会社ぐるみでそういうことを言ってたんですけど、今思い返してみるとたぶん言ってた人もちゃんと理解できていなかったんじゃないかなと思います。(一部上場企業ですよ。)

でもこの言葉を聞いて数年経ってからようやく意味が分かったんです。
分かったと言っても、「この本を熟読したから理解できた」という話ではありません。そもそも私はこの本を一度も読んだことがありませんからね。

でもこれには落とし穴があります。っていうとちょっと語弊があるかもしれませんが、信じるにしてもいくつか気をつけなければならないことがあります。

間違い1: その「思考」は本当に心の底から望んだものか?

「思考は現実化する」という格言はガチ系の営業マンなどがよく使う言葉です。会社の実態をよく知らないまま入社したところガチガチの営業マン・営業部隊だったりしてこの考え方を強要・強制されることがあります。

企業が採用している自己啓発プログラムによっては叩き込まれるというか洗脳されるというか。
なので、冷笑系が「ヤバイ会社」として小馬鹿にするネタの1つでもあります。

  • とにかく成果が出せると自分で思い込め!

  • 自信を持って努力すれば結果が出せる!

  • 結果を出せれば幸せになれる!

  • だから頑張って自分は出来ると思い込め!

これではダメなんですよ。付け焼き刃にもほどがあります。

で、そうやって強要されて無理やり叩き込まれた場合、絶対に成功しません。なぜなら、その思考はあなたが本当に望んでいることではないからです。
「嫌なことを嫌々やって成功するわけがない」こんなの誰でも分かることなんですけど、ダメな啓発プログラムだとこれを精神論で押し通そうとします。

で、無理やりやって精神がおかしくなって、身体を壊して会社・社会からリタイアする人だっているんです。私は何人も見て来ました。本当に酷い話です。

そもそもあなたが入ったその会社、本当にあなたが居たいと思って居る会社ですか?稼がないと行けないからとりあえず入った会社ではありませんか?

「本当に居たいところで、本当にやりたいことする」。そうじゃないと人は全力では働かず、クリエイティブになれません。本領が発揮できない、しかもやりたくないことをやる。こんなの苦痛ではありませんか?

間違い2: 目的(ゴール)と手段が逆になっていないか?

上で説明したような精神論的な無理な頑張り方は「今イヤなことを我慢してでも続ければ、将来幸せになれる、だから今我慢してでもやる」という方法です。「我慢して頑張る=美徳。徳を積めば来世で幸せになれる」という誤った輪廻思想と似ています。

「今はどこを向いているか分からないし、茨の道だけど、足元を見て歯を食いしばって歩き続ければいつか豊かな土地に出られる」って考え方、はっきり言ってそんな人生地獄ですよ。だってイヤな思いをしたからその見返りが来る保証なんてどこにも無いじゃないですか。

ちょっと話が逸れるように聞こえるかもしれませんが、多くの人は、目の前にいくつかの手段があってそれらを選んだり駆使して辿り着けるゴールを見出そうとします。でもこれは間違いです。

完全に逆なんです。ゴールを設定すれば、手段が自然と見えてくるんです。これがすごく肝心です。 よくあるような自己啓発プログラムではここを教えてくれません。で「とにかく頑張れ」と言われる。

「目的と手段の関係」の話は別に自己啓発を意識していない人にも当てはまりますよ。

例えばこういう例です。
「(あなたが男性で、)妻が妊娠したら街なかにはベビーカーが沢山いることに気づく。」
実際のベビーカーの数は普段と変わらないのに、自分に子育ての必要を感じた途端、子育てをするというゴールが生まれて、子育てに関する事柄が周りに沢山あることに初めて気づくという喩えです。

間違い3: 目的(ゴール)と手段が同じ形をしているか?

「お金が稼げればどんなことをしてもいい」という考えは間違いです。それを許してしまったら社会は成り立ちません。

上でも言いましたが「嫌なことを我慢して頑張れば将来ご褒美がある」。これも間違いです。いや、それでも良いというなら止めはしませんけどね。

理想は「ゴールと手段が同じ形をしている」ということです。入れ子構造で、フラクタル構造で、曼荼羅の世界のようで、マトリョーシカ人形のようであるべきです。

ゴール

上位の階層・マクロの出来事(将来に願っている姿・形)。

手段

下位の階層・ミクロの出来事(今やっている身近なこと)。

普遍的な大きい例えで言えば「世界を平和にしたいなら、その手段も平和的でなければいけない、あなたの普段のおこないも平和的でなければいけない」という話です。
「気に入らない奴を武器で制圧すれば平和がくる」、そういうことをすると禍根が残って結局あとで揉めるんです。今の世界を見れば分かるでしょう。

(世界平和を願っていると言いながら、片一方では身近な人に暴力や暴言を放っていませんか?)

人生も同じです。「嫌なことを我慢して頑張れば将来ご褒美がある」?
本当にそのご褒美がある保証はありますか?もし無かったとしてもあなたは幸せな人生だったと言えますか?

10年後、30年後、50年後、あなたがどんな姿で何をしているのか、理想の状況をイメージしてください。でその年齢になって、過去(今この瞬間)を振り返った時に「今やっていることが本当に必要なことなのか」を問うてみてください。

自分に自信を持っているか?

「無根拠に自信を持て!」という教えは誤った自己啓発プログラムでも唯一正しい点だと言えます。

多くの人は「実力があるからそれに見合った自信を持つ」もので、実力以上の自信を持つと「ただのうぬぼれ屋、自信家」だと揶揄される、と思っています。

でもそれでは成長できません。「上を目指す側」か「下から揶揄する側」、あなたはどっちになりたいですか?
無根拠に自信を持ってください。まるでもう実力があるかの如く。そうすれば実力は後から付いてきます。

例えばこういう逸話があります。
ある肥満の女性が、ダイエットするために「勝手に人気モデルに成りきる」ことにしたんです。そしたら、間食したくなった時に「モデルならこのタイミングで間食しないはず」と感じて、間食を控えるようになった。「そう、私は人気モデル。だったらこんなに部屋は汚くないはず」と部屋までピカピカになったそう。

自己洗脳(無根拠な自信)によって「現状の自分」を「理想の自分」側へ引っ張り上げて乖離を埋めようとした結果です。私が思うに、これが本当の意味での「思考は現実化する」です。

ここまで理想の自分の臨場感を高めることができる人ってなかなかいないと思うんですけど、出来たらちゃんと結果が出てくるんですよね。

自分のことを良く言うのは恥ずかしいかもしれない。謙虚さも大事。でも、世の中に革命を起こせるのは「自分にはできる」って信じた人だけ。無根拠だっていいから、自信過剰な方がいいと思います。

成功哲学

Posted by ldwyl